お知らせ
2018 / 05 / 04 18:39
加水分解した靴底のお直し
大事に保管していたのに久しぶりに履いたら靴底がボロボロと崩れてきたという経験はありませんか?
スニーカーや婦人靴でよくある「加水分解」という現象によるものです。
長期間保管している間に湿気と靴底の素材が結びついて化学反応を起こしボロボロ崩れる現象です。
今回はその加水分解によって靴底のスポンジ素材が劣化した紳士靴のお直しです。
写真のような状態になってしまうと素材全体が劣化している可能性が高いので
部分的に補修することはせず全部交換することになります。
同じぐらいの厚みのスポンジ素材を用いてソールを成形したあと、
ビブラム FREERIDEというラバーソールで仕上げました。
FREERIDEはとても丈夫な素材でできているのでまだまだお履きいただけると思います。
靴修理のことなら大阪の淀川通り沿いにあるスタジオハンマーへご相談ください。